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ウルトラマラソン挑戦記〈1〉:申し込み完了。

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第27回 宮古島100kmワイドーマラソン」への申し込みが完了した。

 

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↑受付メールのスクリーンショット

 

こんな距離に挑もうとしておきながら、
まだフルマラソンもやったことがない。
ハーフマラソンは何回か出たことがあって、
先日31.5kmを走ってようやく最長記録を更新したところ。

それでも走り終わった後数日間は身体にかなり響いていて、
左膝と右足首は1週間くらい歩くのも痛いほどボロボロだった。

その距離をあと2回走ってもゴールじゃないというのは、
覚悟はしていたけれど想像以上にチャレンジングだなと痛感。

でも、挑戦してみたいという気持ちは消えない。

 

 

 

そもそも何でやろうと思ったかというと、
思い当たることが3つある。

 

①リベンジ

実は、バカなことに学生時代にノリで申し込んだことがあった。
卒業前の最後の年度。

が、延ばし延ばしにしていた論文の追い込みでそれどころではなくなり、
現地入りすることすらなく棄権した。(もったいない…)

100kmマラソンは他にも四万十川とかサロマ湖とかいろいろあるけれど、
走るとしたら宮古島リベンジにしようと。

 

②初沖縄

三線(さんしん)の音色が好きで、これまたバカなことに、
楽器なんてほとんどやったことがないのに初任給で購入。
その翌月に、卒業される先輩の送り出し会で島唄の替え歌を披露するという大きな試練を乗り越え、
一心同体の心の友になったかと思いきや、今は部屋の隅で埃をかぶっている。

ともかく、沖縄から取り寄せて買うくらいの情熱はあったのに、
実は沖縄に一度も行ったことがない。
バカなのですね、やはり。

ということで、沖縄に初上陸する口実も欲しかったのだと思う。

 

③ちょうど良い距離感の目標

「出るか」と考えたのが7月頃。
7月は何かと思うところがある月で、
現状を変えるためのチャレンジを持ちたいと思っていた。

短期的過ぎず、長期的過ぎず、
程よい(時間的な)距離感の目標が欲しかった。

そこでいうと、「半年後」というのはとてもしっくりきた。

現状の体力や経験では内容的には到底敵わないけれど、
半年間本気になればなんとかなるかもしれない。

そう思える距離感なのでは、という感覚があった。
これ以上期間が空くと、「もっと近くなってから練習しよう」と先延ばしにしてしまいそうだった。

 

 

 

過去の記憶を辿ると、制限時間は16時間のはずだった。
のだけど、今月頭に受付開始してからよく見てみると、「14時間」。
かなりの誤算…

単純計算「8分24秒/km」でぴったりのペース。

それだけ聞くと第一印象だいぶ余裕がある気がしてしまうが、
長丁場のレースとなれば、「休憩」「トイレ」「食事」など、
ハーフマラソンレベルでは考える必要がなかった時間がかかってくる。
後半のバテや怪我によるペースダウンなども考えると、
初心者には全く余裕なんてない制限時間だと思う。

今日まで2ヶ月弱走ったり考えてきた経験だけでいえば、
今のところ「6分40秒/km」を基本ペースにしようと思っている。

先日の30kmマラソンの時に、ほぼほぼブレなくこの前後のペースを維持できて、
そしてとても気持ち良かった。
これ以上速くしたら、今の自分ではウルトラは持たないと思う。
ハーフマラソン感覚のペースで走ってはいけない。
「自制心」もこの挑戦の一つのテーマだなと思う。
(本当はもっと速く走った方が、気持ちも乗るし風を感じて気持ちいい)
逆にこれ以上遅くすると、一歩一歩の体重が足にズシンズシン乗っかり過ぎて辛くなる感じがする。
実際に、その前のハーフマラソンは7分/kmを維持で走ってみたけれど、
最後の3kmはかなり足がきつかった。
(まだ練習始めたばかりで基礎体力がなかったことも要因だと思うが。あと、すごい猛暑だった…)

単純に「遅くすれば楽」というわけでもないのかな、
と、今のところ思っている。

 

この計画が正しいのかどうか今は分からないので、
大事なことは今のうちから色々実験してみること。
自分の身体の声によく耳を澄ませて、
柔軟に作戦を変更していくこと。

さっき書いた3つの理由に入れていなかったけれど、
この「自分とじっくり対話する」ということをやりたかったから、
長い距離のマラソンを選んだのかもしれないとも思う。

「耳を澄ませる」という力が弱まっていると、ここ数年ずっと感じていた。

走っているときは、余計な思考が抜けていく。
頭の中が静かになる分、身体の声がよく聴こえるし、
普段消えていた感性も鋭くなる。
空っぽになった頭が真空のように、
もっと今の自分が感じるべきことを吸い寄せてくれる。

というような感覚になれるのが、とても好き。
身体はきつくても、走っている時の方が楽だとすら思う時も多い。

 

…などと言っていられるのは、今くらいの距離のうちだろうなと思う。

「走る方が楽とか、寝言でした。ほんとすみません。」
と謝りながら、100kmの道に涙と鼻水を垂らしているかもしれない。

 

 

本番の1月15日まで、あと126日。
4か月ちょっと。

7月は、走るという感覚を思い出す。
8月は、以前の体力に少しでも近づく。
9月は、練習の本格化に向けた土台作り。
10月・11月は、追い込みで50km以上の練習を重ねる。
12月は調整で、1月が本番。

そんなイメージを持っている。

 

一番大切なのは、怪我をしないこと。
短期決戦ではないことを肝に銘じる。

 

いい挑戦になりますように。

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